おうちに着くまでが映画です。

『アベンジャーズ エンドゲーム』をニューヨークへ観に行きます。

やること⑥『エンドゲーム』の英語対策

 

僕は英語が得意ではない。

なのに『EG』を英語で、字幕なしで、おそらくはファン達の歓声と怒号が飛び交う映画館で、見るわけだ。

対策なしでは、内容が理解できず不満が残るのは想像に難くない。

相応の準備が必要だ。

 

これは、大学の入学試験の勉強をするときとちょっと似ていると思う。

 

出てくる問題の傾向は、過去問を参照することでわかってくる。

そして過去問を繰り返し解いて研究していくうちに、その大学が求める能力が、自然と身についてくる。

 

この例えで言うと、「過去問」はMCUの過去作、『キャプテン・マーベル』も入れると全20作、に当たる。

本当なら、MCUの全20作品を飽きるほど繰り返し観て聴いて、シナリオも読んで、「MCU用の英語脳」を準備するべきだ。原作やテレビドラマ等も参照した方がいい。

 

でもなんやかやで、時間はあと1ヶ月しかない。

できることには限りがある。

 

だから、ある程度はヤマを張ることも必要だ。全作品復習はするが、舐めるように研究していくのはいくつかの作品に絞る。

 

今回の僕の方針は以下の通りだ。

 

①特殊語彙対策

 MCUは様々なジャンルがごった煮になった世界観なので、日常会話用ではない難解な語彙も多く出てくる。

 例えば。

 ・SF用語:工学、物理学、天文学など、いろんな分野の科学用語、あるいは超科学的造語が登場する。顕著なのはアイアンマン、ハルク(バナー博士のとき)、アントマン(特に初代のピム博士)、ヴィジョンらが絡むシーン。

 ・神話用語:北欧神話用語も多く登場。顕著なのはソーをはじめとするアズガルド人が絡むシーン。

 ・軍事用語:アベンジャーズは元々SEALDSという政府組織が作った。軍人出身っぽい人が多い。軍隊的用語で指揮が執られることも多い。キャプテン・アメリカ、ニック・フューリー、ブラックウィドウらが絡むシーンに顕著。

 ・アメリカンジョーク用語:アベンジャーズにはアメリカ人的な笑いを得意とするキャラクターが多く出てくる。彼らは早口で、アメリカ文化的な文脈がわからないと理解の難しいジョークを言いがち。顕著なのはアイアンマン、スパイダーマン、スターロード、アントマンら。

 これらの用語は、単に知識としてその意味が頭に入っているかが鍵を握る(聞き取りの練習云々ではない)。だから、全作品復習マラソンをしながら、出会った特殊語彙はメモしていき、振り返りやすいようにしておく。

 特に今回重要と思われるのは、Dr.ストレンジの魔術用語と、アントマンの量子世界用語。このどっちかが、前作で去ったキャラたちを蘇らせるキーになりそうなので。

 しっかり暗記しておこう。

 

②話し方

 一方で、こちらは暗記というより、たくさん聞いて慣れる対策が有効だろう。

 MCUにはものすごく多くのキャラクターが登場する。

 それこそ喋り方は十人十色。

 ティ・チャラ王子(ブラック・パンサー)をはじめとするワカンダ人はきついアフリカ訛りだったり、ソーをはじめとするアズガルド人は格調高いイギリス英語だったり、アイアンマンは超絶早口だったりと、かなり癖が強い。これらの癖に慣れ、どの英語もすんなり頭に慣れておく必要がある。

 

 が、前述の通り全作品聴き込むことは難しい。そこで、特定のキャラクターや作品にヤマを張って、それらだけ聴き込むこととする。

 選定のポイントは、前作ラストで誰が生き残り、誰が死んだかだ。

 死んだキャラは、少なくとも『EG』の中間くらいまでは登場しないと思われる。

 

 『EG』をご覧になった方ならご存知の通り、前作『インフィニティ・ウォー』のラストでアベンジャーズを含む銀河の生物半分は消滅した。

 アベンジャーズのメンバーで言えば、『EG』開始時点での生死は以下の通り(便宜的にアベンジャーズ「側」の人たちをみんなアベンジャーズとしておく。また、重要キャラでも生死がはっきりしない者は書かなかった)。

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ホークアイは『EG』の予告編で出てきたけど、時制が今なのかよくわからないのでとりあえず書かなかった。

 表で改めて見ると、ホークアイがいれば初代アベンジャーズのメンツは全員生きていることになる。これは胸熱。

 

閑話休題

 

ページの右半分に書いたキャラクター達は、残念ながら『インフィニティ・ウォー』のラストまでで死んでいるので、その続きとなる『EG』冒頭時点でも当然死んでいる。生き返るとしても(絶対に生き返ってくれないと困るが)後半となるはずであり、そこまでの展開を作り上げる、すなわち『EG』の中心となるのは左側のキャラクターたちに他ならない。よって、中心的に勉強しておくべきは左のキャラクターたちの英語だ。

 

このうち、単独作で主役を張っている(=引きがある、つまり出番も多いであろうキャラ)のは以下の4名。

キャプテンアメリカ

・アイアンマン

・ソー

アントマン

だから、この4名の主演作に的を絞るのがいいだろう。

 

特に重視したいのは、全キャラで最も聞き取りが難しいアイアンマンことトニー・スタークだ。

彼の英語を聴き慣れておけば、他のキャラを聞いたときにはまるで亀仙人の修行の甲羅を外した時のごとく耳が魔法のように成長したと感じられること間違いなし。

 

この方針でいく。

 

移動中や家事は画面を見れないので、音声だけで再生しておけばいい。

NetflixAmazonビデオなら、画面をオフにしていても音が流れ続けるので、こういう聞き流し系学習には便利だ。

NetflixではMCU作品を一つも扱っていないので、今回はAmazonビデオを有効活用していこう。